親族やよほど近い友達でなければ、口臭は誰も指摘してくれないでしょう。結果としてお口が臭う人たちは、その状態で生活している可能性が高いです。
知らない間にまわりの人たちに迷惑をかけないためにも、口臭は予防改善する必要がありますね。
そこで今回は口臭の根本的な原因と、その対策に青汁が有効であるということをごく簡単に説明します。
口臭の根本原因は腸内にある!

一般的に口臭とは、以下のような理由で口の中の細菌の繁殖してしまうことが原因です。
- 歯を磨かない
- 唾液が少ない
歯磨きをしないと口が臭くなるのは当たり前ですね。汚れた状態を放置しておくと細菌が繁殖します。また唾液には口の中の洗浄効果や殺菌作用があるので、口臭をある程度抑えることができます。
ちなみに空腹時は口のニオイがキツくなりますが、これはお腹が減ると唾液の量が減少することが原因です。
よって「お口の中の細菌が増加すると息は臭くなる」ということが言えます。ただし「歯磨き」と「唾液の量」は口臭の根本的な原因ではありません。
あなたは「腸内口臭」という言葉を聞いたことがありますか?

その名のとおりですが、口臭の根本原因は口の中の細菌ではなく腸内環境にあります。つまりあなたの口が臭う理由は口の中そのものではなくお腹の中にあるのです。
もう少し端的に言うと「口臭がする人たちは腸内環境が乱れている可能性が高い」ということです。
特に以下のような食生活を送っている人は要注意です。
- 生野菜をあまり食べない
- お肉ばかり食べている
これらは口臭を招く腸内環境を作ってしまう原因になります。
ひとつずつ説明していきます。
生野菜をあまり食べない

野菜には酵素が含まれます。これはあなたが食べたものの消化吸収を助ける非常に重要な物質で、体内酵素を活性化することであなたの腸内環境は良い方向へと向かいます。
野菜や果物に豊富に含まれていますが、ひとつだけ注意点があります。酵素は熱に弱いのです。
48度で破壊され60度あたりでほぼ完全に活性を失います。壊れてしまった酵素にはほとんど使い道がありません。よって整腸効果を見込んで野菜を摂るのであれば、生野菜であることが絶対条件です。
逆の言い方をすると、生野菜などをあまり食べない生活を送っていると腸内が汚れ口臭の原因となります。
お肉ばかり食べている

「お肉ばかり食べてる人は体臭がキツい」
こんなことを聞いたことがありませんか?これは科学的な根拠が存在します。そして体臭だけではなく口臭もキツくなります。
理由は簡単。お肉などの動物系タンパク質は腸内に生息する悪玉菌の格好のエサになるからです。この菌がお肉を消化する過程で硫化水素やアンモニアが物質が発生しますが、これこそが悪臭の原因です。
実際に焼肉を食べた次の日はトイレがいつもより臭くなるはずです。
このようにして腸内の悪玉菌が優勢になると、腸内環境が乱れ下痢や便秘などを引き起こします。
これが腸内口臭を発生させる大きな原因です。このような事態を回避するには、お肉の摂取量を減らしたり、お肉を食べるときは生野菜もあわせて食べるなどの対策が必要になります。
つまり腸内環境を整えてあげるのです。
腸内口臭の改善には青汁が有効!

青汁には強い整腸効果のある食物繊維が含まれているので口臭の予防改善には有効です。
食物繊維と腸内環境を語る上では、以下のことがポイントになります。
- 食物繊維が悪玉菌のエサを回収し便という形で排出
- 食物繊維がエサとなり善玉菌を活性化
食物繊維は難消化性の物質なので消化吸収されることはありません。腸内をめぐる過程で悪玉菌のエサとなるような物質を吸着という形で回収していき、最終的にトイレで排出してくれます。

まさしく腸内の掃除屋ですね。
また善玉菌はアルカリ性の環境に弱く悪玉菌は酸性の環境に弱いというそれぞれの弱点が存在します。
食物繊維は善玉菌のエサとなり、分解された後は有機酸や短鎖脂肪酸などに変化することにより腸内を悪玉菌が苦手な弱酸性に傾けます。
簡単に言ってしまうと食物繊維は善玉菌を活性化させ悪玉菌を劣勢に追い込むという働きがあるのです。これにより腸内が洗浄化され、それに伴い口臭の根本原因は少しずつ解消されていきます。
ただし青汁にこだわらなくても「生野菜を積極的に食べる」、「お肉を食べ過ぎない」という二点さえしっかりと守っていれば、そもそも慢性的な口臭に悩まされることはありません。

本来日本人の食事とはそういうものでしたが、欧米のスタイルが定着してしまった現在では、伝統的な食生活を心がけなさいと言われても無理がありますね。
あなたも手軽に始めることのできる青汁という手段で、腸内口臭の解消に取り組んでみてはいかがですか。