人は自分の体臭には鈍感なわりに、他人の体臭には敏感なものです。よって仮にあなたが自身の体臭を自覚できている場合、まわりの人たちには強烈に臭っている可能性があります。
家族など親しい間柄ならともかく、そうでもない限り相手も空気を読んで指摘したりはしません。つまり知らない間にまわりの人たちに迷惑をかけているのです。
そこで今回は体臭の根本原因と、青汁で予防改善できるということを簡単に説明します。
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腸内環境の乱れが体臭を招いている
よく体臭の原因は汗と言われます。それは決して間違ってはいません。汗をかくと皮脂や角質層が混ざり細菌繁殖の原因になりますが、これが汗臭さの原因です。

このニオイはシャワーを浴びるなど体を洗ってしまえば、すぐに消し去ることができますが一時的な対応に過ぎません。体臭にはもう少し根本的に対処する必要があります。
ではその根本的な問題はなにかと言うと、それは腸内環境です。日本人の食事の欧米化に伴い、体臭が昔より強くなっているという話がまことしやかに語られています。
これは決して根拠のない話ではありません。

「食の欧米化」とはつまり肉食のことですが、お肉は腸内に住み着く悪玉菌の格好のエサとなるので、そのような食生活を続けていると腸内環境は確実に悪化の道をたどります。
腸内が汚れることによる体臭の原因には、以下の3つがあります。
- 便から有毒ガスが発生
- 肝機能の低下
- 免疫力の低下
ひとつずつ説明していきます。
便から有毒ガスが発生:肌から放出されてしまう
腸内環境が乱れると便秘を招きます。体内に停滞してしまった便は腸内で水分を失い、前進することがさらに難しくなるという悪循環に陥ります。
排出できず体内に留まってしまった便からはアンモニアや硫化水素などの有毒ガスが発生し、これらは腸壁から吸収され血液をめぐりやがて肌から放出されます。これが悪臭の原因になってしまうのです。
また肌には保湿などの役割がありますが、ガス放出の過程でそれらの働きが阻害されるので、これは体臭のみならず吹き出物の原因にもなってしまいます。
肝機能の低下:解毒作用が働かない
出典:かんたん! 肝臓のしくみ
上の画像にもあるように、肝臓には代謝、解毒、胆汁の生成・分泌などの働きがあります。
腸内の荒れにより有毒ガスが発生すると、肝臓はその解毒を試みます。ただし便秘などが原因で血液中に有害物質が流れ込むと肝機能が低下するので、結果として解毒作用は100%の能力を発揮できなくなります。
そうなると行き場のない有毒ガスは全身をめぐり、汗などにより排出されてしまいます。これもまた体臭の原因となります。
免疫力の低下:悪玉菌を活性化してしまう

悪玉菌の活性化は免疫力の低下を招きます。
「お肉ばかりを食べていると体臭がきつくなる」と言われますが、これはお肉が悪玉菌のエサとなりそれら菌を増殖してしまうからです。
免疫力の低下は悪玉菌をさらに活性化することで、さらに免疫力が低下し、さらに悪玉菌が活性化・・・と悪循環を生み出す原因になってしまいます。
このような状態に陥ると風邪を引きやすくなるなど、いいことはひとつもありません。早期に腸内対策に取り掛かることをオススメします。
青汁は体臭の根本原因を解消する

青汁で体臭を予防改善できる理由は単純明快です。それは整腸作用があるからです。
体臭の予防改善は便を腸内にとどめないことと悪玉菌の増殖を阻止が基本中の基本です。
青汁には腸内の清浄化で大きな力を発揮する食物繊維を多く含みます。
この物質は腸内で消化吸収されることのない成分なので、過去においては役に立たない成分という扱いを受けていましたが、その健康効果が少しずつ認知され現在では第6の栄養素とまで言われます。
食物繊維には以下のような働きがあります。

- エサとなることで善玉菌を活性化
- 悪玉菌のエサとなる物質をかき集めて便という形で排出
これらの作用により、みるみるうちに腸内環境が改善していきます。結果として便秘を解消できるとともに、悪臭の原因となる悪玉菌の増殖も防止することができます。
また青汁製品の中には整腸作用促進のために乳酸菌などを配合しているものも販売されています。特に夏が近づき肌を露出するようになってくると、体臭は顕著に表れてきます。
もう二度と体臭に悩まされないよう、青汁を飲む習慣を始めてみてはいかがでしょうか。