昨今の健康ブームに後押しされる形で、青汁の人気は高まる一方です。

「どこかの時点で頭打ちになるのでは?」と思いつつ、ここ10年(現在2017年)では青汁の市場規模は一度の例外もなく右片上がりです。そのような時代の流れを受けて登場したのが、今回ご紹介する青汁マイスター制度です。
あなたも青汁マイスターの資格を取得することを考えているのではありませんか?そんなあなたのために実際に受講をし徹底レビューを行いました!画像も多く使用し、その臨場感を味わってもらおうと思います♪
ちなみに開催場所は東京と大阪のふたつがあり、今回は東京会場で受講しました。
Contents
青汁マイスターとは?

青汁マイスターとは簡単に言ってしまうと、青汁を通して野菜の大切さや健康の意識を高め、その重要性を世の中に広める人たちを育成する青汁スペシャリストの資格です。青汁に関連するものでは唯一の認定資格であり、栄養士などとは違い一日で取得可能なので、敷居が低く興味がある人にとって手が出しやすいと言えるでしょう。
合格者には認定証・認定カードが進呈され、名刺にも青汁マイスター®ロゴの記載が可能となります。就職・転職活動などで使用できるような資格ではありませんが、仕事や趣味の範囲で青汁と関わりがある人にはぜひとも取得してもらいたいです。
講座の申し込みには裏技がある!?
どのような形式の受講や試験なのかということが気になり、実際に申し込んでみました。

青汁マイスターは青汁ファンの間では人気のある資格であるにも関わらず、受講者数に制限があるため早めに応募をしないとあっという間に募集終了となってしまいます。それとともに開催の1ヵ月くらい前にならないと、次回の講座情報がサイト上に記載されません。
ただし毎日サイトを確認するのも面倒ですよね。ただしこれには裏技があります。
青汁マイスター協会(03-6222-8377)に問い合わせ、次回の開催日が決定した時点で電話をもらえるよう連絡先を伝えておくのです。そうすることで募集開始の当日に先方より連絡が来ます。その後すぐにサイトにアクセスをして申し込みという流れです。
もたもたしていると人数制限に達する恐れがあるので、電話終了後すぐに申し込みをすることをオススメします。
これは正規の方法ではない可能性があり、必ずしもそのように対応してもらえるとは限りません。
実際に受講してきた!受講会場までの道のりからその建物まで
当日になりました。サイト上に記載されている最寄駅は以下です。
アクセス【電車】
東京メトロ 日比谷駅A13番出口より徒歩約4分
都営三田線 内幸町駅A5番出口より徒歩約4分
JR新橋駅日比谷口より徒歩約10分/JR有楽町駅中央西口より徒歩約13分
以上で一番近いのは都営三田線内幸町駅でしょう。改札を出て地上に上がると、目と鼻の先に会場があります。
その他は日比谷駅や有楽町駅ですが、今回は新橋駅から向かいました。地図上からも分かりますが、有楽町駅と新橋駅では会場までの距離がほぼ同じです。

新橋駅とか久しぶりに来ましたね。サイトなどに記載されている「駅から徒歩○○分」という情報はあまり当てになりません。そこで新橋駅から実際に歩いてみて算出した目安を書いておきます。
- 初めての場合:15-20分
- 道を知っている場合:5-6分
この程度の時間がかかることは考慮に入れておいてください。
席はあらかじめ決まっているわけではありませんので、「前のほうに座りたい、後ろのほうに・・」という人は、講座開始前の30分前など早めに会場へ向かうことをオススメします。
会場のある日比谷は大手企業のビル群が立ち並んでいるすぐ横に大きな公園(日比谷公園)があるなど、都会と自然が同居したような場所です。


目的の場所であるNBF日比谷ビルに到着しました。


見て分かるとおり、かなり立派なビルですね。高学歴な雰囲気漂うサラリーマンの人たちをちらほら見かけます。

NBF日比谷ビル1階にはスターバックスコーヒーがあるので、早めに会場に来てここで待機というのもアリでしょう。
青汁マイスターのサイトにはビル名が記載されているだけで、何階のどこの部屋などは特に書かれていないんですね。すぐに見つけることができるかな?と思いましたが心配は無用でした。

案内の看板が立っていました。ということで4階にレッツゴーです!


エレベーターを出ると受付の人が二人立っていたので、そのうちのひとりの方に受講・受験料である5,000円(税込)を支払い、会場内へと入ります。
「会場」と言うと広いイメージが浮かぶかもしれませんが、実際はこじんまりとした室内です。すでに受講者の半数以上が着席している状態でしたが一番前の席が空いていたので、そこに座ることにしました。
ちなみに受付開始から10-15分ほど過ぎて入室したときすでに半数以上の席が埋まっていたので、お好みの席を確保したい人は受付開始直後を狙うしかなさそうです。
受付開始から講座開始までは30分の時間があります。


部屋の一番前に青汁製品や野菜ジュースなどがずらりと並べてありました。ドラッグストアで陳列されているものから、通販でしか取り扱いのないものまでと様々です。

前面中央にはひと際大きなモニターが設置してあります。50インチはありそうな大型スクリーンですが、これを使用して講義を進めていくのでしょう。机自体は3人で利用できる幅がありますが、それを2人で共有する形です。1人分のスペースが広く、わりと快適です。
提供される資料のご紹介

着席する時点で机の上には以下のものが、すでに置かれていました。
- 青汁マイスター公式テキストブック
- 青汁テイスティングキット
- 簡単なアンケート用紙
- 講座開始前の確認点が書かれた用紙
この中で最も重要なのは何と言っても「青汁マイスター公式テキストブック」でしょう。

ハッキリと言ってしまうと、この冊子の内容を丸暗記できれば試験は合格できます。試験の度に中身に変更があるのかどうかは分かりませんが、おそらく何度か同じ内容を使い回しているのではないでしょうか。
なぜそのようなことが言えるのかというと、テキストブックの内容が以下のような事柄だからです。
- 青汁の歴史
- 青汁原料の栄養素
- 青汁のタイプ
つまり書かれていることが一般論的なことであり、時が経つにつれて変化するようなものではないのです。
残念ながら実際の中身をお見せすることはできません。

冊子の一番最後に「※本文の無断転載、無断転用は固くお断りします。」との文言が記載されており、実際の内容をここに載せることはルール違反となります。この中から試験の問題が出題されることを考えると、ある意味当たり前ですね。
ちなみに17ページほどの薄い冊子であり、イラストも交えての非常に分かりやすい説明文が記載されています。青汁の基本を語る上でのエッセンスが詰まったテキストと言えるでしょう。

次に重要なのはテイスティングキットです。「キット」といってもそれほど手の込んだものでもなく、用意されているものは以下のみです。
- 青汁粉末8つ
- 紙コップ9つ
- マドラー
- ペットボトルに入った水
- お手拭きシート
何と言っても重要なのは青汁粉末でしょう。大麦若葉やケールのみならずゴーヤやヨモギなども用意されています。またコップがひとつ余分に用意されていますが、これはお口直しの水やマドラーなどを入れておくといった形で利用できます。
マドラーはプラスチックでできた簡易なもので、水はコンビニなどで市販されているものです。お手拭きシートは少し水分を含んでいるタイプのものですね。
実際の受講順序と内容

さて、いよいよ講義開始です!
受講者は全体で30名ほどでしょうか。講師の30代前後と思われるの女性です。この方が大型スクリーンを使用しながら、テキストブックの内容に従い講義を進めていくという形です。
ノートは特に持参する必要はありません。講義の内容を書き込むのは個人の自由ですが、そのようなことはお構いなしに講師の方のペースでどんどん進んでいきます。決して講義スピードが速いというわけではありません。ただしノートを取る余裕があるほどゆっくりと進めてもくれません。
ちなみにテキストブックの最後にもメモ欄が2ページにわたり広々と用意されているので、個人でノートを用意する必要はないでしょう。実際の講義もテイスティングなども含め1時間半程度で、習得する知識の範囲は限られており、大切なことだけを記入するのならそのメモ欄で事足りるでしょう。
ただし筆記用具は必須です。覚えておきましょう。
講座の要テイスティング!

待ってましたテイスティングのお時間です!
この講座での唯一のアクティビティと言っていいでしょう。ただし前もって言っておきます・・
これはマイスター取得に何の関係もありません。
はい。試験には1ミリも関わりがありません。テストはあくまでテキストブックの内容からから出題されます。テイスティングはあくまでもテイスティングです。それ以上でもそれ以下でもありません。

各粉末をコップの中に入れていきました。ここでひとつ感じたのが・・「この粉末の包み、すごく開けにくい!!」

ちゃんと切り込みは入っているんですね。ただし包みを開くときに粉末が少し指に飛び散ります。これはいけてませんね。付属のお手拭きシートを使用することになりました。

水を入れてマドラーでかき混ぜてみました。
講義中に堂々と写真撮影をしていますが、講師の方が「よろしければ各青汁を撮影してみてください」と事前におっしゃっていました。

他からもパシャパシャとスマートフォンのシャッター音が聞こえてきたので、皆さん同様に撮影していたのでしょう。
ということで試飲タイムです!
ここで知っておいたほうがいいことがあります。あなたが通販などで購入する青汁製品は飲みやすさを追求した作りになっており、抹茶や甘味料などが配合されているのが常です。
ただし青汁マイスターで提供される各粉末は、それら原料に手を加えることなく乾燥粉砕した純正品です。なにが言いたいのかというと、味が強烈です。。
各素材の味を確認するという上においては一番ふさわしい飲み方ですが、お世辞にも美味しいとはいえません。
同様に素材としての味を堪能したい人は、添加物などを一切加えていない山本漢方製薬の青汁製品をオススメします。
ここでどの青汁はどんな味がしたかなどを述べていくと、実際に受講する際の楽しみがなくなってしまうので控えますが、ひとつだけ言っておくとゴーヤは美味しくありません。一言でいうと、ものすごく苦いです。
講師の方も「ゴーヤの青汁は残される方が多い」とおっしゃっていました。全て飲みきる必要はないんですね。実際に試験前の休憩時間に係りの人がバケツを持ち、飲み残しを回収していました。ゴーヤに限らず純正の青汁は飲みきることができない人たちが複数いるようです。
ということで休憩となります。
休憩をはさんでいざ試験!
いよいよ試験の開始です!
正確な数は覚えていませんが(数えておけばよかった・・)40-50問くらいだった気がします。出題形式としては、以下のような感じです。
○○に該当するものを以下から選びなさい:
○○は「野菜の王様」とも言われるほど、非常に多くの栄養素を含んでいる。
①大麦若葉 ②ケール ③明日葉 ④桑の葉
※あくまでも例です
答えは2番のケールですが、解答用紙に「2」もしくは「ケール」と書き込んでいくのです。まあ形式としては単純ですね。試験は40分間です。全て回答するには十分でしょう。
全問解けた人は挙手をすることで早めの退室が可能です。実際に20分ほど経ったところで帰宅する人たちが少しずつ現れてきました。私自身も解答の記述と全体の見直しを含め30分程度で終了したので、その時点で退室しました。そのときすでに半数近くの人が退席済みでした。
ようやく全過程終了です。すがすがしい気持ちでいっぱいです。

帰り道に気が付いたのですが、会場から北東に少し歩くと国会議事堂があります。画像が小さいので見えないかもしれませんが、ちゃんと奥の方に写っています。青汁マイスターの会場から徒歩で10分程度の距離ですね。
ということで全て終了です。
まとめ:合格する最良の方法とは?

青汁マイスターを取得するベストの方法は配布されるテキストブックの内容を丸暗記することです。
これに尽きると思います。

試験はテキストブックから出題されるので、この中身を全て記憶できれば100%合格です。
これだと青汁に関しての知識がゼロでも簡単に合格できてしまうように聞こえるかもしれませんが、事前に青汁に精通しているほうが絶対に合格しやすいです。私自身、過去に自分で調べ頭の中に入っていた情報がかなり役立ちました。
単なる予想ですが、テキストブックの内容自体は使いまわしテストの問題だけを毎回微妙にズラしているのではないかと思います。もしかしたら出題内容も毎回同じという可能性もありますが。。
ハッキリとした合格率は不明です。ただし普通に取り組めばかなりの確率で資格取得は叶うだろうというのが率直な感想です。
テキストブックの内容を一語一句全て記憶するというのは現実的ではありませんが、20ページもないような薄っぺらい冊子でできているので、重要だと思われるところさえ暗記しておけば試験でつまづくことはまず無いでしょう。
あなたも青汁マイスター®認定を狙っているのであれば、そこまで力まずに気楽に挑みましょうね。
青汁マイスター認定証が届いた!
青汁マイスター認定証が佐川急便で自宅に届きました♪

8月26日に受験をし、認定証が届いたのが9月30日です。1ヶ月ちょっとかかりました。
試験官の方が「9月下旬に結果が報告される」と言っていたので、9月25日くらいになると「まだ届かない・・もしかして不合格?」などとソワソワしていました。青汁に関するサイトを運営している者が青汁マイスターに合格できなかったら話になりませんね(笑)
実際の合格証明書が以下です。

なんか感慨深いですね。。
↓このような紙も同封されていました。

青汁マイスターロゴの利用規約です。主に名刺に関してのことです。簡単にリスト化すると以下です。
- ロゴは名刺に使用可能
- 名刺のロゴのデザインは変更してはいけない
- 商品にロゴを使用してはいけない
↓こちらが認定証です。

資格取得日が8月28日になっているので、試験日の2日後には結果が出ていたのですね。合格証書や認定証の発行に時間がかかったのでしょうか。
とりあえずこれで青汁のエキスパートを名乗ることができるようになりました♪
ただし「ようやく出発点に立った」くらいに考えています。青汁は想像以上に奥が深いです。日々精進ですね!