お通じの悪さで悩んでる女性は多いですね。
排便できないことがストレスとなり、日常生活に支障をきたす人も中にはいるでしょう。
この問題に関しては「適度な運動」と「食生活の改善」の2つが黄金のルールです。
ただしそのことは理解していても忙しい毎日を送る中、簡単に解決の糸口が見えない人たちもいると思います。
そこで今回はお通じが悪くなる原因の解説と、それを改善するために青汁がもたらす効果・効能を簡単に説明していきます。
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便秘の定義は排便時の苦痛と残便感
便秘とはトイレに行く回数が少ない状態のことそのものだと思っている人もいるでしょう。
トイレの回数が減少するのはそれそのものが便秘の定義というよりは、それによって引き起こされる結果でしょう。

一般的に便秘とは、体内の便の水分量が少なく硬い状態のことです。
結果として多くのケースでは用を足すときに苦痛を伴います。
厚生労働省が発表している定義では以下となります。
便秘とは、便中の水分が乏しく硬くなる、もしくは便の通り道である腸管が狭くなり排便が困難または排便がまれな状態をいいます。
通常は1日1-2回の排便がありますが、2-3日に1回の排便でも排便状態が普通で本人が苦痛を感じない場合は便秘といいません。
しかし毎日排便があっても便が硬くて量が少なく残便感がある場合や、排便に苦痛を感じる場合は便秘といえます。
つまり「排便するときに苦痛があるか、もしくは残便感があることを便秘と言う」というのが正式な定義です。
ただし排便が1週間に3回未満の状態も同様に便秘として扱われることがあります。
便秘は大きなカテゴリーで分けると以下の2つに分けることができます。

弛緩 性便秘- けいれん性便秘
弛緩性便秘とは腸の筋肉がゆるんでしまい、ぜん動(伸縮)運動が正常に働かず便が前進できないタイプの便秘です。
日本人の便秘の多くはこれに該当するといわれ、単純に「便秘」といった場合これを指すことが多いのが現状です。
弛緩性便秘の主な原因は以下のようなことです。
- 体質的なもの
- 運動不足
- ストレス
- 水分不足
- 食物繊維不足
体質的なものはある程度仕方がない側面がありますが、適切に取り組めばかなりのケースで改善可能です。
それ以外の原因は自らの努力でほぼ克服できることなので、ここではそれらにターゲットを絞って説明をしていきます。
運動不足:筋力が弱いと便が前に進めない
運動不足の人は排便機能そのものが低下している可能性があります。
筋肉がゆるむことで発生する弛緩性便秘が日本人に多いというのは上で説明したとおりです。

腸が便を先へと押しやるときも、当然のことながら筋肉が使わています。
つまりお腹まわりの筋力が弱い人は、それだけで便秘の間接的な原因になる可能性があるのです。
実際にジムで腹筋運動をして汗を流している人たちの間で便秘という話はまず聞きません。
もちろんトレーニングに励んでいる人たちは運動不足とは縁がありませんし、食べる物にも気を使っている健康志向の方たちなので、そういった要因も含めお通じがいいとも言えるでしょう。
ただし筋肉量で便通の良さが左右されるという事実は無視できません。
実際に筋肉量が女性より多い男性は、便秘の割合も女性と比べ低いというのが現実です。

またテレビの便秘特集でモニターされる人たちは常に女性ですね。
ストレスも運動で解消できる側面があるので時間的余裕があれば体を動かすことをオススメしますが、仕事や家庭の都合上自由が効かない人たちもたくさんいると思います。
現代におけるストレスはほぼ100%人間関係から発生します。
特に仕事場においての人間関係がストレスになっている場合、その場から開放される手段が離職以外にはないので、なかなか解消しづらい側面もあるでしょう。
水分不足:便は水分を失うと前へ進めなくなる

便が含む水分量が少ないと便秘になりがちです。腸内に長時間便が滞在すると、その間にさらに水分が奪われより硬くなってしまいます。
さらにお腹まわりの筋力が弱いことも影響し、便を先へと押しやることが更に困難になるという便秘の負のスパイラルに陥ってしまいます。
腸を刺激するためにも適度な水分補給は重要といえるでしょう。
食物繊維不足:食物繊維は腸内の掃除屋

食物繊維は一言でいってしまうと「体内で消化されない食べ物の残りカス」のことです。
ただし表現に惑わされてはいけません。食物繊維は人の体にとってものすごく重要な成分なのです。
消化吸収されずトイレで出てしまうので過去においては不必要なものとして扱われていましたが、その重要性が徐々に分かり現在では以下のように第6の栄養素と呼ばれます。
- 炭水化物
- タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 食物繊維
便秘解消には食物繊維がかなり重要です。
この物質は腸内で水分を吸収することで便が硬くなるのを防ぐ効果があり、結果として排便がスムーズになります。
野菜や果物や海藻類などに多く含まれています。
また食物繊維は大きく分けて以下のふたつのタイプが存在します。
- 水溶性食物繊維:コレステロールや糖質の吸収を妨げることにより糖尿病などを予防
- 不溶性食物繊維:腸の働き(ぜん動運動)を刺激して排便を促す
※水溶性は水に溶けるタイプで不溶性は溶けないタイプです
どちらのタイプにも言えることは、「腸内環境を整える」ということです。
これらのことから食物繊維は「腸内の掃除屋」と呼ばることもあります。
腸内環境は美容に直結している
女性に限らず男性も肌がキレイで見た目が健康的なほうがいいですね。
「不潔な男性はNG」という女性はとても多いです。
女性の方もダイエットでキレイになると決心しつつも、実際にしていることは食事の量を大幅に減らすだけなど美容とは間逆のことだったりします。
腸の筋肉は良いお通じにとってものすごく重要なファクターですが、無理なダイエットは筋力低下を招きそれが便秘につながることもあります。
また1日3食規則正しく食事を取らないでいると排便量そのものが減少してしまい、それが原因で排便が困難になることすらあります。
意図的に食事量を減らすファスティングなどでは、酵素サプリメントなどを用いることにより排便を促します。
便秘は腸内環境を悪化させ、結果として肌荒れなどで表面化します。
便秘は美容の敵なのです。
青汁はお通じを改善できる手軽な手段

便秘解消の基本は規則正しい食事です。
特に腸は朝に活動が活発化するので、朝食は抜いてはいけません。これは自ら便秘を招いているようなものです。
「忙しい朝に食事を用意するのが面倒なんだよね」などと思いましたか?
そのような人こそ朝に青汁を飲むべきなのです。
以下は厚生労働省が一般の方を対象に正しい健康情報をわかりやすく提供するために開設したサイトからの抜粋です。
日本人の平均食物繊維摂取量は、1950年代では一人あたり一日20gを超えていましたが、戦後の食生活の欧米化やライフスタイルの変化に伴い、年々低下しつつあるのが現状です。最近の報告によれば平均摂取量は一日あたり14g前後と推定されています。
厚生労働省策定の食事摂取基準[2005年版]によれば、1日あたりの目安量は、30~49歳では男性26g、女性20g、50~69歳では男性24g、女性19gとなっています。エネルギー摂取量とあわせて考え、おおよそ1000kcalに対して10gの食物繊維を取ることが望ましいとされています。
2005年版と若干データが古いですが、定められている目安量に大きな変化はないはずです。
要点となる食物繊維摂取目安量を抜粋すると以下のようになります。
- 男性:26g
- 女性:20g
- 男性:24g
- 女性:19g
残念ながら多くの人たちは達成できていません。
食物繊維は水溶性と不溶性のふたつをバランスよく摂ることが良いとされていますが、青汁はこの両方を含んでいるので便秘対策に有効です。
また朝に排便を促す方法として、腸を刺激するためにコップ1杯の水を飲むこともよいとされています。
これは「胃結腸反射」と呼ばれ、お通じの改善に効果を発揮します。

そのときに青汁粉末を混ぜて飲めばいいのです。シェイカーを使用すれば一瞬なので、食事を用意する手間も省けますね。
忙しい毎日、朝からサラダを用意して食べるのも面倒ですよね。
青汁は本当に一瞬です。

また便秘の改善は美容に直結します。つまり青汁を飲むことで美しい肌がゲットできるのです。
今日から青汁を飲む習慣を身に付け、お通じの悪さを解消すると同時に美肌も手に入れませんか?