ダイエットの際には、気を付けなければいけないことがあります。それは「栄養不足を回避する」ということです。

減量中は大なり小なり食事制限を伴うことが多いので、摂取できる栄養の量も減少します。特に鉄分のように不足しやすい成分には、より多くの注意を払う必要があります。
また控えるものはあくまでも糖質や脂質であって、ビタミン、ミネラル、食物繊維などは意識して摂ることが重要です。そこでカロリー控えめで栄養が豊富な青汁という選択肢が出てきます。
ただし青汁には太る原因になる思わぬ罠が存在します。今回はそんなお話です。
Contents
ダイエットの金科玉条(消費カロリーと摂取カロリー)
ダイエットでは絶対的に守るべき規則が存在します。それは以下です。
摂取カロリー:食事などで取り込まれるカロリー
消費カロリー:体を動かすことにより使用されるカロリー
太る人たちの原因のほとんどは「摂取カロリーが多い」か「消費カロリーが少ない」か、もしくは両方です。ダイエットの原則はこれらを反転させることです。
つまり摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やすということです。ある意味当たり前の話ですね。
腸内がキレイになると人は太りやすくなる

なぜ青汁を飲んで太ってしまう人がいるのでしょうか?答えは簡単。腸内環境が改善するからです。
あなたが食べたものは胃や小腸に存在する消化酵素により分解され小腸から吸収されていきます。

青汁を飲むことにより腸内がキレイになると、それら消化吸収の効率が向上しますが、これが肥満を招いてしまう可能性があるのです。ただしこれは決して悪いことではありません。
青汁の整腸効果により体重が増加したのであれば、それは「健康的に太った」とも言えなくはないからです。例を挙げるとお相撲さんのような感じです(かなり極端な例ですが)。
またビタミンCやコラーゲンなど美容効果のある成分も体内で吸収されることが前提ですので、腸内環境が正常であることは美の基本です。
- 腸内環境が改善し栄養の吸収率が良くなることが太る原因になり得る
腸内環境が悪化すると痩せられる?そんなバカな話はない
「じゃあ腸内環境が悪化すれば栄養が吸収されないから痩せることができるんだ!」などと考えないでください。

こんなおかしなキャッチフレーズはありませんね。
腸内環境が悪化すると、基礎代謝が低下します。このような状況では食べ物からエネルギーへの転化が困難になるので、食事量は同じでも逆に太りやすくなっていしまいます。しかも不健康な肥満です。最悪なコンビネーションですね。

また腸内が乱れると、便秘を引き起こします。こういった場合食べたものが排出されないので、それだけで体重が増加する原因になります。ダイエットに関係なく健康な毎日を過ごしたいのであれば、腸内はキレイであることが大前提なのです。
- 腸内環境が悪化すると基礎代謝が低下するので逆に太りやすくなる
青汁で痩せるという選択肢は正しい
痩せたいのであれば、はじめに挙げた原則に従うことです。つまり「摂取カロリーは消費カロリーを上回ってはいけない」ということです。
時間や体力に余裕があるのであれば運動をすることにより消費カロリーを増やすことがベストですが、それはあなた個人の自由です。
それが無理であるなら、せめて摂取カロリーを減らす努力をすることです。その際に青汁を利用するのメリットは以下にあります。
- 減量時にありがちな栄養不足を回避できる
- 美容成分の吸収率が良くなる
- 基礎代謝が上がる
つまりは健康になるということです。また基礎代謝を向上させることでリバウンドしにくい体質にもなります。
ひとつだけ重要なことを言います。
美は健康であり、不健康な美はありえません。
ダイエットに成功しても不健康では意味が無いですよね?