青汁と言うと健康補助食品としてドラッグストアに並んでるイメージが強いですが、通販でしか扱っていない商品もたくさんあります。
青汁に興味を抱いているあなたは、どこでの購入を考えていますか?もしくはすでに習慣として飲んでいる人たちは、どこで購入しているでしょうか。
ほとんどのケースではドラッグストアか通信販売でしょう。
はじめに結論を言ってしまうと、ドラッグストアのものと通販商品の間でクオリティに違いはありません。
「健康」という目的を徹底するのであれば、むしろ通販ものはおすすめしません。
通販製品は味の良さにコンセプトを置いているので総じて飲みやすいのが特徴ですが、そのための甘味料などが入っているので「青汁で健康になる!」という本来の目的から逸脱している傾向があります。
ドン・キホーテに陳列されている青汁製品
また販売されているバラエティはドラッグストアとあまり変わりませんが、ドン・キホーテなどでも扱われています。
今回はこれら青汁製品のメリットとデメリットを簡単にご紹介します。
ドラッグストアの青汁のメリットとデメリット

ドラッグストアに陳列されている青汁商品のメリットは以下です。
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ドラッグストア商品のメリット:
- 値段が安い
- いつでも購入可能
- 「健康」というコンセプトに忠実
とにかく値段が安いです。
低価格に越したことはないので、これは大きなメリットですね。
例えばトップ画像にも映っている山本漢方製薬の大麦若葉青汁であれば、44包入りで1,382円(税込)なので1包(3g)あたりのコストはわずか22円です。
それでいて栄養満点です。

こちらが実際の成分表ですが、低価格であるにも関わらずこれだけ様々な栄養を一度に摂取できてしまうのです。
ドラッグストアで見かける青汁製品はAmazonなどでも購入可能です。その方が送料を含めてもより安く購入できることがあります。
また多くのドラッグストアは年中無休なので、自宅の近くにあればいつでも購入が可能です。これらの店舗は頻繁に商品を納品しているので、品薄状態ということもあまりありません。
これは消費者目線で考えると大きなメリットと言えるでしょう。
さらに多くのドラッグストアの青汁は「健康」という視点を徹底的に重視しているので、一部例外はあるものの、基本的に素材は大麦若葉やケールのみで他の無駄な要素は含まれていません。
青汁の本来目的に忠実と言えるでしょう。
逆にドラッグストアの青汁商品のデメリットは以下です。
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ドラッグストア商品のデメリット:
- 素材が単一
- 味が美味しくない
- 原産地が外国だったりする
ドラッグストアの青汁は素材が単一です。
ほとんどのケースでは大麦若葉かケールのどちらかが原料となっており、他の素材はほとんど配合されていなかったりします。
結果としてドラッグストアで販売されている青汁は、どれも似たり寄ったりのという印象を受けてしまいます。
また「味が美味しくない」というのもドラッグストアの製品に共通しており、改良が進み昔のものと比べ飲み安くはなったものの、あまり美味しくはありません。

特にケール青汁は味に関しての評判はよろしくありません。
ただしケールは「野菜の王様」と呼ばれるほど栄養価が高く、素材としては今だによく利用されます。
たまに青汁粉末をヨーグルトに振りかけて食べる人がいますが、ケールの粉末はやめておいたほうがいいでしょう。ヨーグルトの味が落ちるだけです。
この味の悪さは初めに挙げた「素材が単一」というところから来ています。
ドラッグストアの製品は往々にして美味しく飲めるような素材は入っておらず、大麦若葉またはケール一択で勝負しているので、結果として消費者から敬遠されてしまうような味になってしまうのです。
素材がシンプルというのは裏を返せば「余分な要素が含まれていない」ということなので、「青汁 = 健康」を追い求めている人にとってはメリットとも言えます。
また低価格ということだけあり、一部の製品で素材の原産地が中国など若干心配になるような事実もあります。
それらの国の契約農場で管理された環境において栽培されているとは言え、残留農薬などの問題に対し厳しい目を持っている消費者にとっては若干のマイナスポイントでしょう。
通信販売の青汁のメリットとデメリット

通信販売で購入できる青汁商品のメリットは以下です。
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通販商品のメリット:
- 原料素材が多種多彩
- 味が美味しい
- 素材が国内産
- 自宅まで届く
通販タイプの製品からは開発企業の強いこだわりを感じさせられます。
乳酸菌や酵素などは当たり前で、中には美容品で使用されるような素材や、30種類を超える原料を含む青汁まで存在します。
結果として顧客一人ひとりのニーズに合った製品が見つかる可能性が高いのが特徴です。
また「味が美味しい」というのも通販商品の特徴で、中にはフルーツジュース感覚で飲めるものまで存在します。
さらにドラッグストアの製品とは違い、通販タイプのものは原料素材がほぼ全て日本国内産です。それだけではなくJAS認定の完全有機栽培ということも珍しくはありません。
安全性を重視する人たちにとって、これはとても嬉しいポイントですね。

「自宅まで届く」というのは、特に自宅近くに青汁を販売しているお店が無い人にとってはものすごく助かるオプションでしょう。
こちらからわざわざ出向く必要がないのでメリットと言えます。
逆に通信販売で購入できる青汁のデメリットは以下です。
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通販商品のデメリット:
- 値段が高い
- 「青汁 = 健康」というコンセプトから逸脱している
- 欲しいときにすぐに手に入るわけではない
- 契約・解約手続きが存在する
通販製品はこだわりが強い分、どうしても商品の価格が高くなる傾向があります。
ドラッグストアのものと比較すると、標準的な1包あたりのコストは以下のようになります。

- ドラッグストア:30-40円
- 通信販売:100-150円
物にもよりますが、3倍程度違います。人によってこれは許容範囲を超えているかもしれません。
また味の良さにこだわっているため、大麦若葉やケール以外の甘味料的な副素材に焦点が当てられており、結果として「青汁 = 健康」というコンセプトから逸脱しているような製品も多数存在します。
また「欲しいときにすぐに手に入るわけではない」というのは、通信販売なので注文してからすぐに届くというわけではありません。
平均で3-4日ほどかかるので、今すぐにでもと考える人にとってはデメリットです。
さらに多くの通販商品は獲得した顧客の保持を目的として定期コースが主要なプランになっています。
これはあなたの個人情報の登録や、その青汁が不要になった場合においての解約手続きが必須になります。
これが本当に厄介で、多くの人たちを通販商品から遠ざけている要因でもあります。
試しに飲んでみたいが、一度契約すると「最低3ヵ月の購入義務」が付いてくるようなことが多くの商品に見られます。
これに関してはトラブルに発展しているケースもあるので、注意が必要です。
どちらの購入がオススメ?

ではどちらのタイプの青汁を購入するべきなのでしょうか?
これに関してはハッキリとした答えがあります。以下のように考えましょう。
- お金に余裕があり人、かつひとつの製品を継続して飲む人は通販の青汁
- 徹底的に健康重視で安い物が好きな人はドラッグストアの青汁
ほぼ全ての通販製品は定期コースという形をとっています。
よってひとつの青汁を長期にわたり飲むことを前提としており、かつお金に余裕がある人には通販の青汁をオススメします。
そうではなく徹底的に「健康」というキーワードにこだわり、かつ安く手に入るものを探している人はドラッグストアで購入するのがいいでしょう。
上でも述べたように、ドラッグストアの青汁のほうが1包あたりのコストはかなり安いです。
通販タイプは味をよくするための余分な素材のせいで、それが健康と相殺関係になっている側面があります。ある意味本来の青汁から脱線してしまっていますね・・。
また自宅の近くにドラッグストアがないという人はAmazonなどで購入するのもいいでしょう。