血圧の超基礎知識!初心者編

トップの画像が若干異様ですが、これは「高血圧には自覚症状がない」ということを表したものです。

人は心臓から送り出される血液により酸素や栄養を体全体に行き届かせ生きています。血圧とはその名の通り「血を送り届ける際の圧力」のことですね。運動をすると一時的に血圧が上がりますが、これは筋肉細胞がより多くの酸素と栄養を必要とすることに対しての、体の自然なリアクションです。これを高血圧とは言いません。

高血圧とは安静時においても慢性的に血圧が高い状態のことです。

厚生労働省(e-ヘルスネット)の定義では「収縮期血圧が140mmHg以上または拡張期血圧が90mmHg以上になる病気」としています。

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日本人のうち約4,000万人が該当すると言われます。日本の総人口は総務省統計局の平成28年3月1日確定値で1億2693万3千人なので、単純計算で日本人の3人に1人は高血圧、もしくはその疑いがあるということです。

現在健康な人たちも、この問題に関しては全く他人事ではありませんね。

そこで今回は日本が国を上げ対策すべき高血圧について基礎知識レベルのことをごく簡単に説明していきます。そして最後に青汁は血圧低下に有効であるという話を少しします。

※分かりやすくするため単純化して説明します

高血圧とはポンプ(心臓)に強い圧力が必要な状態のこと

高血圧の原因は様々ですが単純に肥満気味の体系でも血圧は上がります。理由は簡単。大きな体全体に血液を送るにはより強い圧力が必要になるからです。

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心臓をポンプと例えると分かりやすいでしょう。

また肥満の人は往々にして食べ過ぎる傾向があり、結果として以下の理由により高血圧を招きます。

  • 塩分を過剰に摂取してしまう
  • インスリンによりカテコールアミンが血中に放出される

カテコールアミンは抹消血管を収縮させる働きがあるので、結果として血圧が上昇します。塩分が高血圧の原因になるのはよく知られた話ですが仕組みとしては以下です。

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まず食塩を摂るとナトリウムの血中濃度が増します。体はそれを薄めるため血液中に水分を取り込みますが、それにより血液量が増加します。結果として血管壁に対しての圧力が増すのです。

風船に水を入れると内部圧力が増すのと同じ原理と考えると分かりやすいでしょう。

補足
ちなみに厚生労働省が公表している「生活習慣病とエネルギー・栄養素との関連」では「ナトリウム(食塩)」と両者を同一視しています。よって一般的には「食塩 = ナトリウム」と考えて問題ないでしょう。

ここで日本人の塩分摂取量を見てみましょう。以下は厚生労働省が平成27年に発表した食塩摂取量平均値の年次推移です。

salt-intake-amount出典:平成27年 国民健康・栄養調査結果の概要

意外にも右肩下がりなんですね。実際に同資料には以下のように記されています。

食塩摂取量の平均値は、10.0g であり、男女別にみると男性 11.0g、女性 9.2g である。この10年間でみると、総数、男女とも有意に減少している。

ただし厚生労働省が定める食塩摂取量の目標値は以下です。

少しづつ減少しているとはいえ、今だに男女とも過剰摂取しているのです。欧米人の平均が8-10gなので日本人は塩を摂り過ぎなのです。それに伴う高い血圧は日本が国家として取り組むべき健康課題と言えるでしょう。

高血圧は通称「サイレントキラー (静かな殺し屋)]」とも呼ばれ、多くのケースで自覚症状は現れません。しかも困ったことに少し休養を取るだけである程度緩和されるので、本人があまり深刻に受け止めないケースも多いのです。

ガンを除くと大部分の日本人は高血圧で死んでいる

高血圧で最もよく知られている合併症は動脈硬化です。

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これは血管が硬くなってしまう症状ですが、長い期間高い圧力にさらされていると血管は弾力性を失い硬くなってしまいます。そして次第に動脈の血管壁の厚みが増し血液が流れる道が狭くなってしまうのです。これが脳内で発生することを脳梗塞と言います。

この状態で血中コレステロール濃度が高まりドロドロ血液になってしまうと、最悪の場合血管が破れてしまいます。たびたびメディアでも取り上げられる脳出血やクモ膜下出血とは、これが脳内で発生することを言います。

いわゆる脳血管疾患というもので、主には以下のようなものがあります。

  • 出血性脳血管疾患(脳出血・クモ膜下出血)
  • 虚血性脳血管疾患(脳梗塞など)

cerebral-stroke出典:脳卒中とは?

これらふたつを総称して脳卒中と言います。これにより命を落としている日本人はとても多く存在するのです。

以下は厚生労働省が発表した日本人の死因順位別死亡数の年次推移です。

死因順位別死亡数出典:平成28年(2016)人口動態統計の年間推計

※クリックで画像が大きくなります

一番右の太枠内が平成28年のデータですが、1位の「悪性新生物」とは悪性腫瘍のことで、ガンなどがこれに該当します。

注目してもらいたいものは、2位の心疾患と4位の脳血管疾患です。これらはまさしく高血圧により引き起こされる合併症です。つまりガンを除くと、大部分の人たちは高血圧からくる症状で亡くなっているのです。

高血圧を改善する方法

高血圧改善の最適な方法は以下のふたつです。

  • 適度な運動
  • 食生活の見直し

ひとつずつ簡単に説明していきます。

適度な運動:有酸素運動は体内のナトリウムを排出する

血圧を下げるには運動が良いとされています。運動には大きく分けて以下のようにふたつに分類されます。

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  • 有酸素運動:強度が高くなく、多くの酸素を必要とする運動
  • 無酸素運動:強度が高く、酸素をそれほど必要としない運動

有酸素運動の代表格はウォーキングやジョギングなどです。無酸素運動の代表格はボディビルダーの人たちが行うウェイトリフティングなどです。

補足
「無酸素」というと若干の誤解がありますが、無酸素運動も多くの酸素を必要とします。両者には以下のような違いがあります。

有酸素運動:酸素を利用し糖質や体脂肪からエネルギーを生み出す
無酸素運動:エネルギーの大部分を糖質から生み出す

血圧を下げるのに効果的なのは、ウォーキングなどの有酸素運動です。このタイプの運動は腎臓から余分なナトリウムを尿として排出することを促すので、結果として体内のナトリウム量が減少するのです。また運動により体重が減少し体の体積が減ることも血圧が下がる要因になります。もし時間とやる気があるのであればジョギングなどの運動を積極的に取り入れるといいでしょう。

逆に高血圧の人たちに無酸素運動は危険です。なぜかと言うとベンチプレスやスクワットなどは最大筋力に近いパワーで持ち上げることにより一時的に血圧が急上昇してしまうからです。

食生活の見直し:カリウムという成分がカギを握る

高血圧の原因のひとつが食塩(ナトリウム)の過剰摂取なので、減塩は一番の対策です。またカリウムという栄養素も重要です。

ここで高血圧の仕組みを、ほんの少しだけ詳しく解説します。

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ナトリウムの多くは血液中など細胞外に存在し、カリウムの多くは細胞内に存在します。これらふたつの成分は協調しあいながら体の浸透圧を一定に保つよう機能しています。

浸透圧とは濃度を均等にするために濃度が低い液体が高い液体の方へ移動する働きのことです。塩分をたくさん摂りナトリウム濃度が高くなると浸透圧のバランスが崩れ、これを調整するため血液中に水分が流れ込むことにより引き起こされるのがまさしく高血圧です。

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ただしナトリウムと同様にカリウム濃度も高くなると、結果として細胞の内と外両方の浸透圧が均等に保たれるため、血液中に水分が注入されることがなくなるのです。

またカリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されてしまうことを抑制し尿として排泄する働きもあります。カリウムが高血圧対策に有効とされるのは以上のような理由からです。

ここで少し興味深いデータがあります。以下は厚生労働省が公表した食塩摂取量の都道府県別の平均値です。

amount-of-salt-intake-per-prefs出典:平成24年 国民健康・栄養調査結果について

若干データが古いですが、現在の状況と大幅に変わるということはないはずです。

東北の人たちは濃い味付けを好む傾向があるので、必然的に摂取する塩分量が多くなります。実際に地図上でも男女ともに東北地方は濃い赤で表示されていますね。

ただし青森のようにリンゴ栽培が盛んな地域では高血圧の割合が低いことが確認されているのです。

リンゴ消費量全国トップ5
青森市 29,654g
長野市 29,464g
盛岡市 28,754g
福島氏 26,602g
秋田市 22,256g

出典:総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)

これはリンゴに含まれるカリウムの恩恵とされており、実際に2014-2016年の平均値で青森市のリンゴ消費量はグラム単位で全国1位です。全国平均が12,955gなので、その2倍以上という非常に高い数値を誇っています。

ここで青汁の登場です。

青汁には高血圧対策で必要な栄養素がばっちり含まれている!

実は青汁にも高血圧対策として有効なカリウムがたっぷりと含まれています。

青汁素材として人気のある、大麦若葉、ケール、明日葉をリンゴと比較すると以下のようになります。

kalium-comparison出典:七訂食品成分表2017

※大麦若葉は食品成分表に記載がないので一般的に示されている量で表します

どれをとってもリンゴの数倍の量ですね。また高血圧が引き起こす動脈硬化を予防するには、以下の栄養素を積極的に摂取することが推奨されています。

  • ビタミンC:血中脂質を正常化し心臓病などのリスクを軽減
  • ビタミンE:強い抗酸化作用があり血液をサラサラにする
  • ビタミンB6:脂肪の代謝を促す
  • ビタミンB12・葉酸:ホモシステインの濃度を抑え心臓病を予防

ホモシステインというアミノ酸の血中濃度が上昇すると心臓病のリスクが高まります。葉酸はビタミンB12とともにホモシステインから別のアミノ酸であるメチオニンの合成を促しホモシステインの濃度を抑えます。これが結果として心臓病の予防になります。

少しややこしくなりましたが、健康的な食生活とは数多くの栄養素をバランス良く摂ることが重要です。そして大麦若葉やケールなど青汁で使用される植物には様々な栄養分が含まれているのです。

ここで例として山本漢方製薬が販売する大麦若葉とケール青汁の成分表を挙げます。

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どうでしょうか?その栄養素の数に驚かれたのではないでしょうか。食物繊維、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、SOD(酵素)と盛りだくさんです。

山本漢方の青汁には添加物が一切含まれずそれら植物のみが原料の100%なので、これはまさしく大麦若葉とケールそのものの栄養成分だと言えます。

大麦若葉には上で挙げたビタミンC、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸の全てが含まれており、ケールにはビタミンB12以外の全てが含まれていますね。もちろんカリウムもばっちりです。

青汁を飲むことで高血圧は予防改善ができるのです。

青汁の最大のメリットはその手軽さ

なぜ青汁が多くの人たちに愛されるのか。

意見は様々だと思いますが、その圧倒的な手軽さが理由のひとつであることは間違いありません。

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そうです。青汁は楽なのです。

はじめに説明したとおり、「適度な運動」と「健康的な食生活」のふたつが高血圧対策の王道です。ただし「言うは易く行うは難し」ですね。

血圧を下げるためにサラダを食べるといっても最低以下の手順が必要です。

サラダを準備する手順
  • お皿に盛る
  • ドレッシングをかける
  • 食べる(これはしょうがないとして・・・)
  • お皿を洗って片付ける
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青汁の素晴らしさは、非常に多くの栄養素を一瞬で摂取できるところにあります。シェイカーを使用し水と混ぜて飲むという方法であれば、用意、飲み、片付けの全過程で3分もかからないでしょう。これで多くの人たちの生命を脅かしている高血圧の対策ができるのです。

あなたも今日から青汁を始めませんか?