青汁粉末をキッコーマンの麦芽コーヒー・バナナ・抹茶・バニラアイス・特濃豆乳と混ぜて飲んでみました。

使用したのは以上の青汁粉末です。
「なぜケールなのか?」。それは・・・味が美味しくないからです。
この山本漢方製薬のケール青汁は単純に水でシェイクすると結構強烈な味がします。どうせ味の変化を確認するのであれば、マズい青汁で試したほうがいいかなということで本製品を選びました。
青汁粉末と混ぜる飲み物の量は全て100mlです。
特濃:抹茶味に変身

まずは「特濃 調整豆乳」です。
この豆乳は味が濃くていいですね。キッコーマン飲料の中でも人気の高い製品です。
牛乳を飲むとお腹を壊す「乳糖不耐症」は日本人に多いですが、この特濃はそういう人でも安心して飲むことができます。
以下が成分表になります。
名称 | 調整豆乳 |
原材料名 | 大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料(カラギナン)、香料、ビタミンD |
内容量 | 200ml |
成分分析表(200ml当たり) | 熱量109kcal、たんぱく質8.8g、脂質6.0g、炭水化物5.0g、ナトリウム186mg、カリウム372mg、ビタミンD2.4μg、カルシウム114mg、マグネシウム47mg、コレステロール0、(関与成分)大豆たんぱく質6.7g |
ということで、実際に作ってみました。
以下が完成品です。


あわ立ちが激しく100mlの特濃で混ぜたら容量が一気に増してしまったので、画像の中の実際にグラスに入っている量はおそらく80ml程度です。
味はというと・・・
「抹茶??」
抹茶の香りがほのかにします。
ただしケールの味が消えてしまっているわけではありません。ただしケール独特の青臭さが抜けてる!
「どうしてもケールの味は嫌だ!」という人以外には全然いける味だと思います。
少しクセになる味かもしれません。
抹茶:少し甘みが抑えられた抹茶

次は「抹茶」です。
この製品はとにかく甘い!
甘党の人にはたまらない味かもしれないですが、人によっては少し行き過ぎている感がするかもしれません。
以下が成分表になります。
名称 | 豆乳飲料 |
原材料名 | 大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、米油、抹茶、黒蜜、天日塩、香料、チャ抽出物、レシチン、貝カルシウム、糊料(カラギナン) |
内容量 | 200ml |
成分分析表(200ml当たり) | 熱量142kcal、たんぱく質5.5g、脂質7.5g、炭水化物13.1g、ナトリウム75mg、カリウム265mg、カルシウム66mg、マグネシウム32mg、コレステロール0、カフェイン45mg、レシチン339mg、カテキン類418mg、イソフラボン28mg |
今まであまり気にしてキッコーマン飲料の成分見たことありませんでしたが、・・・貝カルシウム?
さすがに甘みが強いだけあり熱量(カロリー)、脂質、炭水化物という3点で「特濃」を上回っています。ダイエット中の人たちは要注意ですね。
ということで、実際に作ってみました。
以下が完成品です。


見た目は「特濃」とほとんど同じです(同じ画像を使いまわしているわけではありません)。
飲んでみると・・・
「抹茶だ!!」
当たり前ですね(笑)
抹茶の味そのままです。ケールの味はさようならです。これは知らされなかったら、ケール粉末が入っていることが分からないレベルですね。
ただひとつ・・・「甘みが少し抑えられてる!」
ケールの効果でしょうか、若干甘みが抜けています。こちらのほうが純粋なキッコーマンの抹茶飲料より飲みやすいです。人によっては好きな味でしょう。
麦芽コーヒー:麦感増加!

次は「麦芽コーヒー」です。
このコーヒーは独特の味がしますね。
甘いのですが、なんと言うか・・・一言でいうと名前のとおり「麦」です。興味のある方は一度飲んでみてください。ただし好き嫌いがあるかもしれません。
以下が成分表になります。
名称 | 豆乳飲料 |
原材料名 | 大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、麦芽エキス、米油、コーヒーエキス、チコリエキス、デキストリン、天日塩、カラメル色素、香料、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料(カラギナン) |
内容量 | 200ml |
成分分析表(200ml当たり) | 熱量135kcal、たんぱく質5.4g、脂質5.6g、炭水化物15.7g、ナトリウム83mg、カリウム257mg、カルシウム48mg、マグネシウム31mg、コレステロール0、カフェイン31mg、レシチン211mg、大豆サポニン46mg、イソフラボン28mg |
炭水化物が若干多めですね。
ということで、実際に作ってみました。
以下が完成品です。


コーヒーなので本来は茶色の液体ですが、ケール粉末でシェイクすると微妙に元の色を残しつつ結局は緑色になってしまいます。
ちなみに泡立ち感がすごいです。
で、実際に飲んでみると・・・
「麦感が増してる!」
これは、あれですね。人によって好き嫌いがあると思いますが、好きな人にはクセになる味です。

これは団子を食べるときに一緒に飲んだら絶対に美味しいやつです。味に絶妙に渋みが加えられている感じですね。
「その渋みはケールだよ」って言われれば、「たしかに!」となりますが、言われなければ「甘みと渋みが同居した和風の飲み物」といったところです。
これはオススメです。一度お試しあれ。
バナナ:変化なし

次は「バナナ」です。
これは本当にバナナジュースそのままですね。いちおう豆乳飲料ですが、ものすごく甘く乳製品を飲んでいるという感覚をいまいち持てません。
疲労がたまっているときとかに飲みたい一品ですね。
以下が成分表になります。
名称 | 豆乳飲料 |
原材料名 | 大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、バナナピューレ、米油、香料、糊料(ペクチン、セルロース)、クチナシ色素 |
内容量 | 200ml |
成分分析表(200ml当たり) | 熱量135kcal、たんぱく質5.4g、脂質3.5g、炭水化物20.4g、ナトリウム41mg、カリウム269mg、カルシウム22mg、マグネシウム32mg、コレステロール0、レシチン226mg、大豆サポニン48mg、イソフラボン32mg |
甘いというだけあり炭水化物が多めですね。飲み過ぎに注意です。
ということで、実際に作ってみました。
以下が完成品です。


もともとの色はバナナっぽく黄色なのですが、ケール粉末を入れると結局緑色の飲み物に変わってしまいます。
ちなみにですが、色がものすごく濃厚です。

こういうのは嫌いではありません。ということで飲んでみます。
気になる味は・・・
「バナナのまま(笑)」
本来の甘みが少し抑えられるだけで味はバナナですね。
付け加えるとケールの味が一切しません。これはケールの青臭さが苦手な人には大きなメリットでしょう。
ちなみにシェイカーでしっかりと混ぜているのですが、若干舌で粉末のざらざら感が感じられるほど濃厚です。別の言い方をすると溶けにくいというだけですが。
バニラアイス:バニラアイスの味が消滅

最後は「バニラアイス」です。
これはコンセプトがおもしろいですね。「普通それを飲み物にするかっ!」みたいな。
味は本当にバニラアイスです。本当にそのまま。小さな子どもが喜びそうな味です。
以下が成分表になります。
名称 | 豆乳飲料 |
原材料名 | 大豆(カナダ産)(遺伝子組換えでない)、砂糖、難消化性デキストリン、米油、天日塩、香料、乳化剤、乳酸カルシウム、糊料(カラギナン) |
内容量 | 200ml |
成分分析表(200ml当たり) | 熱量144kcal、たんぱく質5.0g、脂質4.8g、糖質18.2g、食物繊維4.0g、ナトリウム114mg、コレステロール0、イソフラボン32mg |
他の製品が「炭水化物」と記述しているところ、バニラでは「糖質」と表記していますね。

理由は簡単。「食物繊維」が配合されていることをアピールするためです。炭水化物と糖質は同じものとして扱われることがありますが、両者は別物です。
その違いを簡単に説明すると以下のようになります。
- 炭水化物とは食品からタンパク質、脂質、ミネラルや水分を除いたもの
- 糖質とは炭水化物から食物繊維を除いたもの
そうです。炭水化物とは糖質と食物繊維の総称なのです。
よって食物繊維が成分として配合されていることをアピールする場合、総称である炭水化物ではなく糖質での表示となるのです。
もう一度成分を見てみましょう。
成分分析表(200ml当たり) | 熱量144kcal、たんぱく質5.0g、脂質4.8g、糖質18.2g、食物繊維4.0g、ナトリウム114mg、コレステロール0、イソフラボン32mg |
つまり「糖質18.2g + 食物繊維4.0g = 炭水化物22.2g」ということですね。
炭水化物量は上で挙げたバナナを上回る量ですが、たまに飲む程度なら問題ないと思います。
話がそれましたが、とりあえずケール粉末と混ぜてみます。
以下が完成品です。


まあ、見た目は相変わらず緑色の飲み物です。
で、味は・・・
「バニラアイスの味が消えた!」
バニラの味がどっかへ行ってしまいました。
甘い味がするケールのジュースとでも言いましょうか。とにかく元の味はきれいさっぱり消えて無くなりました。
マズくはありませんが、これはそのままバニラアイスとして飲んだほうがいいと思います。。
まとめ
結論は「青汁と混ぜると美味しくなるものと、そうでないものがある」ということですね。単純に好奇心により始めたもので、それ以上でもそれ以下でもありません。
水で混ぜると青汁粉末の味が一番ストレートに出るので、どうしても飲めないという人たちがいることは事実です。
ただし健康補助食品として青汁の栄養をフルに摂り込みたいのであれば、やはり水で混ぜるのが一番でしょう。