青汁の素材としても使われるクマザサの4つの健康効果とは?

クマザサは頻繁に耳にする植物ではありませんが、道端に生えているので誰もが目にしたことはあるでしょう。

「団子やおにぎりの包みとして利用されている」と言えばピンとくるかもしれません。

この植物は青汁の原料としても人気があります。

青汁の開発企業はその製品に少しでも多くの栄養素を詰め込むことを考え素材選びをするので、使用される機会が多いクマザサには大きな健康メリットがあるはずです。

そこで今回はその効果・効能を超簡単に説明します。

クマザサは日本の山地に生息するササの一種

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クマザサは地方に行けば自然に生息していて、頻繁に見かけるので日本人にとっては身近な植物です。

漢字では「隈笹」と書きますが、これは冬になると葉の部分が白くなり、歌舞伎役者が目のまわりや頬に施す化粧法である隈取のような模様が現れることに由来しています。

ただし熊が冬眠前にクマザサを大量に食べることから、最近では「熊笹」と書かれることも多いです。

補足
歌舞伎はある意味ワンパターンなので、隈取を見るだけで役柄が理解できるようになっています。またこの独特の化粧法には顔の血管や筋肉を誇張する役割もあります。

クマザサの4つの健康効果

クマザサには以下のような栄養素が豊富に含まれています。

  • ビタミン・ミネラル
  • 食物繊維
  • クロロフィル
  • バンフォリン

ビタミンで言えば、ビタミンB群やビタミンC、ビタミンKなどで、ミネラルで言えば鉄やカルシウムなどです。

栄養と言えば気になるのはその健康へのメリットですね。クマザサは青汁の素材としてはポピュラーなのでそこには大きな魅力があるに違いません。

結論を言ってしまうと、以下の4つの効果・効能が確認されています。

  • 便秘の解消
  • 解毒効果
  • 貧血の改善
  • 高血圧の予防

ひとつずつ説明していきます。

便秘の解消:クマザサは食物繊維がたっぷり♪

クマザサには整腸効果のある食物繊維が多く含まれています。

どれくらいかと言うと、食物繊維が豊富なことで有名なゴボウの11倍以上です。

ただしクマザサは繊維質が多く非常に硬いので、人がそのまま口に入れて食べるということはまずありません。

あなたが実際におにぎりの包みとして利用されているクマザサを手にしたことがあるのであれば、まさかそれを食べるという発想にはならなかったと思います。

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パンダはササを主食としていますが、ひたすら噛んでいるイメージがありますね。それほど硬いのです。

食物繊維に整腸作用があることは、よく知られています。

クマザサに含まる食物繊維は胃腸で消化されることがないので結果として便のカサが増し、排便が楽になります。

また食物繊維は腸内善玉菌のエサとなり、それら菌を活性化するとともに、便秘などの原因となる悪玉菌の勢力を弱めます。

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このような過程で腸内が弱酸性へと傾くと腸のぜん動(伸縮)運動を促され、体内に留まっている便が前進しやすくなります。

食物繊維はまさしく「腸内の掃除屋」なのです。

便秘に悩んでいる人たちにとって、繊維質たっぷりのクマザサは非常に頼りになる植物と言っていいでしょう。

食物繊維の疑問に全て答える!その概要から効果・効能までを超簡単説明

解毒効果:クマザサに含まれるクロロフィルにはデトックス効果がある

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熊は冬眠前にクマザサを大量に食べます。

冬眠中は基本的に排便を行わないため腸内に溜まったものが腐敗しそうなものですが、実際はそうはなりません。

これはクマザサの強力な解毒効果のためです。

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またおにぎりや団子の包みとして利用されることもありますが、これも単に彩りを加えるためだけではなくクマザサの殺菌効果を利用するためです。

またクマザサにはクロロフィル(葉緑素)という成分が含まれていますが、これには以下のような作用があります。

  • ① 腸内の重金属やダイオキシンなどを回収し排出
  • ② アクネ菌を退治

①はいわゆるデトックスというやつですね。

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クロロフィルは食物繊維の5,000分の1といわれるくらい非常に分子が小さいので、普通は手が届かないような場所にまで入り込み有害物質をかき集めることができます。

small-intestine-structure出典:あいーと

これにより小腸の絨毛の奥に蓄積している老廃物や水銀や残留農薬といった有害物質までをもつかまえることが可能になります。

このようにして体内の毒素が排出されると、結果として肌がキレイになるなどの効果も望めます。

②のアクネ菌はニキビなどの原因になってしまう物質ですね。

クロロフィルはそれの予防・改善に効くので美容品の成分としても使用されています。あなたが使用している製品にも配合されているかもしれません。

またクマザサにはバンフォリンという成分も豊富に含まれていますが、こちらにも防腐効果や抗菌作用があります。

貧血の改善:クマザサは鉄分とクロロフィルの両方を含む

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女性の方で貧血気味の人は多いですね。特に女性には月経があるので、男性よりも多くの鉄分を必要とします。

鉄分が不足すると立ちくらみ、倦怠感、集中力の欠如など様々な症状に悩まされることになります。

鉄分不足になるとこんな症状が!?鉄の概要から健康被害までを簡単説明!

クマザサには鉄分とクロロフィルの両方が含まれており、貧血の改善効果があります。

貧血とは鉄分不足によりヘモグロビンの数が減少し、体の各細胞への酸素供給が上手くいかなくなることで発生します。

一言でいってしまうと「体内組織の酸欠状態」です。

このような状態では健全な生活を送ることは不可能ですね。

よってヘモグロビンの数を増加させるためにその材料である鉄が重要であることは容易に想像がつきますが、実はクロロフィルも貧血対策では非常に有効な成分です。

理由は簡単。クロロフィルはヘモグロビンと分子構造が極めてよく似ているので、体内で変換できるのです。

chlorophyll-and-hemoglobin出典:Miraculous Twins and Why You Should Eat Your Greens… Really! – The Wilderness Post

上の画像を見てもらえれば分かるとおり、両者の違いは中心の核がマグネシウム(クロロフィル)か鉄(ヘモグロビン)かというだけです。

実際にクロロフィルを取り込むと、腸内で核のマグネシウムが鉄に入れ替わるだけでヘモグロビンに変身してしまうのです。

このようなことから、クロロフィルは「緑の血」と呼ばれることもあります。

貧血対策では鉄分ばかりに目が行きがちですが、クロロフィルも要チェックです。

日常的に頭がフラフラするなどの症状に悩まされている人にとって、これらふたつの成分を両方含むクマザサはとても頼もしい植物なのです。

青汁にも含まれるクロロフィルの超簡単説明!その3つの健康効果とは

高血圧の予防:クロロフィルは血中コレステロールを回収する

高血圧は自覚症状に欠けるので非常に厄介です。

ただし放置しておくと動脈硬化の原因となり、心疾患など多くの日本人の命を奪っている重大な結果に見舞われる可能性があります。

クマザサに含まれているリグニン(食物繊維の一種)やクロロフィルには「血管の活性化」や「血中コレステロール値の安定化」といった働きがあり、高血圧を解消する効果が期待できます。

高血圧の問題でコレステロールが語られるときそれは悪玉コレステロール(LDL)のことなので、それを基準に話を進めます。

ドロドロ血液」という言葉が健康を取り上げる番組で取り上げられることがありますが、これはまさしく血液中のLDL濃度が高まった状態です。

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ドロドロ血液ではLDLが停滞しやすくなり、行き場のなくなったそれら物質は血管壁に入り込んで行きます。

血管壁は活性酸素が発生しやすい場所であり、そこで酸化されることにより「酸化型のLDL」へと変化します。

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この酸化したLDLは体内では異物として扱われるので、免疫細胞であるマクロファージにより捕食(食べられ)され処理されていきます。

ただしそのうち対応しきれなくなり、マクロファージは泡沫細胞という泡状の細胞に変質します。

oxidized-ldl出典:酸化LDLが危険度を増す!

これが血管の内側に溜まることにより血液の通り道が狭くなり、結果としてより強い圧力かかり高血圧になってしまうのです。

高血圧は血管から柔軟性を奪います。これがいわゆる動脈硬化です。

なにも改善策を取らないと、多くの人たちを死に追いやっている心筋梗塞や脳卒中などの原因となり非常に危険です。

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クマザサに含まれているクロロフィルには血液中のコレステロールを回収し排出する働きがあり、これにより血管壁に付着するのを防ぐことが可能です。

このようにして少しずつコレステロール値が改善し、血圧も正常値に戻っていくのです。

また同様にクマザサに含まれているフラボノイドや食物繊維にもコレステロールを吸着する働きがあり、血栓の生成を抑制する効果があります。

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クマザサの注意点:血栓症の治療をしている人は要注意

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ワーファリンという血液をサラサラにする薬品を使用している人には注意点があります。

クマザサに多く含まれているビタミンKはワーファリンの効果を弱めるか、最悪の場合無効化してしまいます。よって大量摂取は控えたほうがいいでしょう。

ワーファリンは医師の管理のもとで投与される薬剤なので、クマザサを含む食品を摂ることを考えている場合はかかりつけ医に相談するようにしましょう。

まとめ

クマザサの健康効果をいくつか簡単に説明しました。

この植物はそのまま口に入れて食べるようなものではありません。

ただし青汁で利用される場合は乾燥粉砕という方法で粉状にしているので、水と混ぜるなどして飲むことが可能です。

全ての製品で使用されているわけではありませんが素材としては人気があるので、興味のある人は原料名などを確認して配合されているものを選ぶといいでしょう。

中にはクマザサを入れていることをセールスポイントとしている商品もあります。特に人気があるのが「黒糖抹茶青汁寒天ジュレ」です。

この製品は「青汁なのにオヤツのように摂ることができる!」と青汁ファンの間で話題になっています。

そこで実際に購入をし体験レビューレポートに記しました。興味のある人は一度見てみてくださいね♪

口コミでも評判の黒糖抹茶青汁寒天ジュレを体験レビュー!

2017.06.24