妊娠中の女性の方はお腹の中の赤ちゃんのために、いつも以上に食べるものに気を使っているでしょう。
結論から先に述べると、妊婦さんに重要な栄養素は青汁にたっぷりと含まれています。
そこで今回は妊娠中に必要な栄養素と避けるべき成分、そして青汁がオススメな理由をごく簡単に説明します。
妊娠中はいつも以上に栄養が必要

お腹の中に赤ちゃんがいる以上、いつもより栄養に関して神経質になるのは当たり前の話です。妊娠中は普段と比べ必要な栄養素に若干の変化が出ます。また2人分が必要となるので普段より栄養豊富な食事を心がけるべきでしょう。
以下のふたつに焦点を置き、最後に青汁のメリットをお伝えします。
- 妊娠中に重要となる栄養素
- 妊娠中に避けるべき成分
元気な赤ちゃんが生まれてくるといいですね♪
妊娠中に重要となる4つの栄養素

妊娠中のあなたには幅広い栄養素が必要ですが、その中でも特に重要とされているものには以下の4つがあります。
- 葉酸
- カルシウム
- 鉄分
- 食物繊維
ひとつずつ説明していきます。
葉酸:細胞の分裂に重要
葉酸は赤ちゃんの脳や体の発育に欠かせない栄養素です。
ビタミンMやビタミンB9などとも呼ばれます。

葉酸が不足気味になると核酸が合成されず細胞の分裂や成長、そしてDNAの形成が上手くいかなくなります。この成分はお腹の中で成長を続ける胎児にとってとても重要なため、妊娠中のあなたには必要不可欠です。
妊娠中はもちろんのこと、その前からでも摂っておくと先天性奇形のリスクを軽減できるため、アメリカでは妊娠の可能性がある女性に対して摂取をすすめているほどです。
葉酸は細胞分裂が盛んなところで多く必要とされる物質なので、身ごもっている女性の体内では必然的に需要が高まります。またピルを服用している女性は腸内での葉酸の吸収率が悪くなるので、不足しないよう特に注意が必要です。
カルシウム:骨や歯の主成分

カルシウムはお腹の中の赤ちゃんの骨や歯を作る大切な役割を担っている栄養素なので重要です。不足するとあなたの骨からカルシウムを補うことになるので、妊娠していないときと比較して1.5倍程度の摂取が必要とされています。
またカルシウムの吸収を助けるマグネシウムも積極的に摂ることをオススメします。
鉄分:妊娠時には不足しがち
鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンを作る材料です。女性は月経などもあり、もともと男性と比べ貧血気味の人が多いのが現状です。
妊娠中はお腹の中の胎児に鉄分を取られてしまうため「妊娠貧血」という言葉があるくらい、いつも以上に多くの量が必要となります。
このミネラルが不足気味なると体内が酸素不足に陥り、最悪の場合赤ちゃんの発育に影響が出てきます。まためまいを引き起こし転倒してしまう可能性もあり、お腹の中の赤ちゃんにとっても大変危険です。
食物繊維:ホルモンバランスの乱れによる便秘を防ぐ

妊娠をすると体内のホルモンバランスが変化しますが、そのひとつにプロゲステロンという黄体ホルモンの増加が挙げられます。
このホルモンには筋肉のゆるみを抑えることにより流産を予防するというありがたい働きがありますが、副作用として胃腸の筋肉を緩めてしまい結果として便秘の原因になることがあります。
便秘はほっておくと腸内で有毒ガスが発生してしまうので、対処しないのはよくありません。お通じを良くするために食物繊維は積極的に摂るよう心がけましょう。
妊娠中に避けるべき2つの成分

妊娠中は以下の2つの成分を避けたほうがいいでしょう。
- 食品添加物
- カフェイン
こちらもひとつずつ説明していきます。
食品添加物:流産の可能性が高まる
食品添加物とは以下のようなものです。
- 着色料
- 甘味料
- 保存料
- 酸化防止剤
様々な食品で利用されているので、全てを避けるのは非常に困難です。

これら食品添加物は流産や奇形になる可能性が指摘されていますが、特にコンビニ食やファストフードに多く含まれています。非妊娠時であれば特に問題はありませんが、お腹の中に赤ちゃんがいるデリケートな時期は極力避けたほうがいいでしょう。
カフェイン:赤ちゃんの肝臓は代謝機能が未発達
カフェインは中核神経を刺激して興奮を引き起こすので、眠気覚ましなどで利用されます。
成長過程の赤ちゃんは肝臓などの代謝機能が未発達の状態なので、カフェインを上手く排出できないことが分かっています。体内のカフェインが高濃度になると、発育に悪影響を及ぼすとの報告もあるので摂りすぎには要注意です。

ただし危険水準として挙げられるカフェイン量はコーヒーで言えば8杯分とも言われるので、そこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、お腹の中の赤ちゃんのためにいつも以上に気を使いましょう。
妊婦さんが享受できる青汁の4つのメリット

妊婦さんに青汁がオススメの理由は以下です。
- 野菜の摂取不足を解消できる
- お通じを改善できる
- 妊娠中のお肌のトラブルを解消してくれる
- 身体的な負担がとても少ない
こちらもひとつずつ見ていきます。
野菜の摂取不足を解消できる:青汁にはビタミン・ミネラルが豊富
妊娠中に必要とする栄養素として上で挙げたものは、青汁に豊富に含まれています。そもそも青汁は野菜の摂取不足を補うために開発された健康補助食品です。
例として山本漢方が販売している大麦若葉とケール青汁の成分表(粉末3g)を上げてみます。

どうでしょうか?その栄養素の数に驚かれたのではないでしょうか。食物繊維、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、SOD(酵素)と盛りだくさんです。
「青汁を飲む習慣を付けたら、みるみるうちに健康になった」という口コミは数多く存在しますが、これが青汁の最大の魅力でしょう。
お通じを改善できる:青汁には食物繊維がいっぱい
妊娠をしていなくても便秘は嫌ですよね。妊娠中はホルモンバランスの乱れによりお通じが悪くなりやすい時期ですが、青汁には整腸作用のある食物繊維が含まれているので便秘の予防や解消に力を発揮します。
お通じを良くすることをセールスポイントにしている製品も多数存在するほどです。お腹の中の赤ちゃんのためにも腸内は常に清潔にしておきましょう。
妊娠中のお肌のトラブルを解消してくれる:腸内環境の改善は肌をキレイにする

妊娠中はホルモンバランスの乱れや、つわりによる不規則な食生活などでお肌にトラブルを抱えてしまう女性が多くいます。
そういった場合毎日の食事バランスを見直すことが大切ですが、青汁は様々な栄養素を保有しているのでお肌のキメやツヤを取り戻す大きな助けになります。
カロリーも低いので体に脂肪が付いてしまうというような心配も無用です。
身体的な負担がとても少ない:青汁はとても手軽
青汁は楽です。とにかく楽です。

↑あなたはこのようなことを思っていませんか?
特につわりの症状がひどいときなどは食事の用意すら嫌になるかもしれません。ただしお腹の中の赤ちゃんは栄養を欲しています。
こういうときこそ青汁なのです。シェイカーを使い水と混ぜて飲めばいいだけなので、身体的負担はほとんどありません。
また青汁は飲料であり固形物でないので、そういった意味でも負担が少ないでしょう。
まとめ
どうでしたでしょうか?一番の基本は様々な栄養を幅広く摂ることのできる食事を心がけることです。
ただし上で挙げたように、妊娠中は特定の成分が普段よりたくさん必要となります。赤ちゃんを身ごもっているときは体の自由がいつもより効かないので、生活にひと工夫加える必要がありますね。
その手段としてオススメするものが青汁なのです。お腹の中の大切な赤ちゃんのためにも一度検討してみてくださいね。