結論から先に言ってしまうと、青汁は水で飲むのに限ります。単純明快な理由ですが、話を整理する上でその理由を記しておきます。
お湯はオススメしない

「お湯はオススメしない」と言いつつも、青汁粉末を混ぜる液体としては水の次にオススメです。製品にもよりますが、水よりもお湯のほうが青汁の青臭さも若干弱まります。
ただし酵素を配合している青汁粉末での利用は厳禁です。なぜなら酵素には熱に弱いという特性があり、48度で破壊され60度あたりでほぼ完全に活性を失います。破壊された酵素には、ほとんど使い道がありません。
酵素は食べ物の消化吸収やその他代謝活動など人の活動に密接に関わる物質で、あなたの健康を内側からサポートします。そのようなこともあり、この成分を素材として含んでいる青汁製品は複数存在します。
ただし体内に取り込む前に壊してしまっては意味がありません。
お湯で飲むというのは決して悪い方法ではありませんが、酵素入り粉末では絶対にダメです。
ジュースはオススメしない

味を考慮に入れた場合、ジュースに混ぜて飲むというのは方法としては決して悪くありません。どれだけ青臭い青汁粉末でもジュースと混ぜるとその味に圧倒され、青汁の風味はほぼ完全に消えます。
ただしここで他の問題が出てきます。血糖値の上昇です。
朝に青汁を利用するというパターンをよく見かけますが、空腹時に甘味のあるジュースで青汁を飲んだ場合、血糖値が急上昇する恐れがあります。
体をそれを抑えるために大量のインスリンが分泌しますが、これが体脂肪の原因になってしまいます。
糖には様々な種類が存在しますが、果物に多く含まれる果糖は体内で脂肪に変わりやすい性質を持っているので、仮に果汁100%のジュースなどを利用する場合、それだけで脂肪が付く原因になってしまうかもしれません。
青汁はダイエット時の健康補助としても利用できますが、それでは意味がありませんね。
ジュースには美味しいという利点がありますが、減量中の人にはオススメしません。
青汁粉末で料理はオススメしない

青汁粉末で料理をするのは個人の好みの問題ですが、以下のようなデメリットがあります。
- 手間がかかる
- 酵素が壊れる
- 取りこぼしが出てくる
「手間がかかる」というのはそのままです。青汁粉末は全ての料理と相性が良いわけではないので、大なり小なりレシピを考える必要があります。水と混ぜて飲むのであれば一瞬ですが、料理はなにかと面倒な側面があります。
また単純にヨーグルトに振りかけるという方法もありますが、甘味料などが含まれているフルーツ青汁の粉末ならともかく、ケール青汁のものなどを利用するとお世辞にも美味しいとは言えないヨーグルトができてしまいます。
「酵素が壊れる」というのは上で説明したとおりです。料理では熱を伴うことが多いので、酵素入りの青汁粉末ではNGです。
また「取りこぼしが出てくる」というのは、お皿などに青汁粉末が付いてしまう可能性があるということです。せっかくの粉末がもったいないですね。
青汁粉末を利用したレシピなどは色々と公開されているので興味がある人は試してみるもいいかもしれませんが、含まれている栄養素を完全に摂り込みたい人にはオススメしません。
青汁を飲むなら水でしょ!
水で飲む場合、以下のようなメリットが存在します。
- とにかく楽
- 栄養を完全に摂取できる
基本的に以上のふたつに集約されると思います。

水で飲むと「とにかく楽」です。水は一番手に入りやすいものでもありますね。水と混ぜて飲む作業を面倒だと感じる人はまずいないでしょう。青汁を作り片付けるまでの全てを含めても3分もあれば終わってしまいます。
また青汁は健康補助食品であり、別の言い方をするとサプリメントのようなものです。市販されているビタミン剤や粉末などを料理のレシピで使用するような人はいませんが、なぜか青汁粉末になるとそのような使い方が成立します。不思議ですね。
また水以外のものでシェイクをすると泡立ちがすごかったり、溶け具合が悪いなどの理由で多少の取りこぼしが発生する可能性もあります。
水で混ぜる唯一のデメリットは青臭さが出てしまうことです。特にケールの青汁は美味しくないことで有名です。ただし飲んでいるうちに慣れてくるケースも多いです。
あなたが青汁を飲む理由はなんですか?それはその豊富な栄養素を摂りたいからですよね。
だったら水でしょ!