ダイエットが思いのほか上手くいってない女性は多いですね。実は視点を少し変えるだけで、体重は結構簡単に落ちたりします。
脂肪が落ちる落ちないは結局のところ摂取カロリーと消費カロリーのプラスマイナスで決定します。多くの女性は摂取カロリーの方ばかりに焦点を当てるので、ここでは消費カロリーにまつわるダイエットの話をします。
一言でいうと「筋トレ」のお話です。
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筋肉と脂肪はどちらも燃費が悪い
はじめにマッチョと肥満を自動車に例えて示します。

- マッチョ:エンジンが大きい高級車
- 肥満:装飾で車体が重くなっている軽自動車
どちらも燃費は悪いですね。
「燃費が悪い」と言うとネガティブな印象を受けてしまいますが、これは言い換えれば「消費カロリーが大きい」ということです。
これはダイエットを考える上で非常に重要です。
「肥満の人たちも消費カロリーが大きいのに体重は落ちないのか」という疑問が浮かぶかもしれませんが、こういった人たちは往々にして摂取カロリーも大きかったり、筋肉自体は小さかったりするので痩せることができないのです。
それとは違いマッチョの人たちは摂取カロリーが筋肉のエネルギーとして消費されるので体脂肪の原因になりにくいのです。これがいわゆる「太りにくい体質」というものです。

このように体に大きな筋肉が付いている人たちは、部屋でくつろいでいるような状態でも一般の人たちより多くのカロリーを消費します。これらから以下のようなことが結論として言えます。
- 筋肉というは大きなエンジンのようなものなので、アイドリングの状態でもエネルギーをよく消費する
- 肥満の人たちはエンジンである筋肉自体は小さいので、アイドリングの状態ではあまりエネルギーを消費しない
つまり効果的なダイエットとは筋肉を付けることなのです。
筋肉が1kg付くと一日の基礎代謝が50kcal以上増加する
ジムで筋トレに励み体の筋肉が1kg増えると、一日の基礎代謝が50kcal以上増加すると言われています。
「たったの50kcalかよ」と思いましたか?これはあくまでも安静時代謝です。
つまり一日中ベッドの上でゴロゴロしているような状態です。休日でもそのようなことは、ほとんどないですね。家の中にいても食事の用意は必要ですし、洗濯物の片付けやお風呂の用意などと、なんらかしらのことで体を動かしているはずです。外出すれば、さらにたくさん体を動かします。
それらのことを考慮に入れつつ、少なめに見積もって一日70kcal消費すると考えましょう。すると一週間で490kcalを余分に消費することになります。するとどうなるのか?

スターバックスのチョコレートケーキが405kcalなので、筋肉が1kg多めに付いているだけでこのケーキを週末に一度食べても太る原因にはならなくなるのです。むしろ85kcalの消費カロリーが余っている状態ですね。
1kgの計算で話しましたが、仮に筋肉が3kg付けば基礎代謝が一週間で1,470kcalも増加します!しかもこれは少なめに見積もった計算ですよ?
筋力トレーニングはダイエットにとても効果的ということが、この話からも分かると思います。
筋肉が付きすぎるのが怖い?そこまで簡単には付きません

「ジムで筋トレをするとムキムキなりそうで怖い」という話をたまに耳にしますが、結論から言うと「なりません」。
上の画像のような肉体になるには、相当なトレーニング量、食事の栄養管理、カロリー計算、激しい減量など様々な要素を満たす必要があります。
筋肉を付けるのであれば女性の方もダンベルやバーベルなどのウェイトトレーニングを取り入れるべきですが、そこまで簡単にボディビルダーのような肉体が手に入るのであれば誰も苦労はしません。
ひとつだけ例を挙げます。以下の動画を見てください。
この女性は神田知子さんという、日本国内では有名なボディビルダーの方です。ムキムキというよりスタイルが良いといったほうが正確ではないでしょうか。ちなみにこのとき40代です。素晴らしいプロポーションですね。
もう一度言います。そう簡単にムキムキにはなりません。あなたの心配は杞憂に終わるでしょう。
男性が好きな「ムチムチした体型」とは
あなたも以下のようなことを聞いたことがありませんか?

これは事実ですが、もう少し端的に言うと「ムチムチとした女性」が好きということです。少しいやらしい表現ですが、これは言い換えると「引き締まったハリのある体」です。
ではこのハリとはどこから来るのでしょうか?それこそが筋肉です。
つまり脂肪の下にしっかりとした筋肉があるからこそ、体系はムチムチとしてくるのです。ちなみにこの状態で脂肪だけがキレイに落ちると、アスリートのようなハリのある体になります。
また筋肉を付けることでバストアップやお尻のお肉が垂れないなどのメリットもあります。

マライア・キャリーはたびたび激太りすることで有名ですが、彼女がすごいところは体重が増加してもその体型にメリハリがあるところです。
もう50歳近く、ひと目で分かるほど体重が増加しているのに全くたるんでいませんね。これはこの脂肪の内側に大きな筋肉が付いている証拠です。彼女も自身が筋肉質であることを公言しています。それでもなお太るということは、普段からよほど食欲旺盛なのでしょう。
激しすぎる筋トレは老化を早める
体を動かすことが健康に良いのは常識ですが、筋トレをすると以下のようなメリットもあります。
- 血行が良くなり動脈硬化のリスクが下がる
- 汗腺の働きが高くなり汗がサラサラになる
- 汗が弱酸性を保ち菌が繁殖しにくくなり体臭が和らぐ
ジムで定期的に汗を流している男性は40-50歳を過ぎても加齢臭がしません。
ただしひとつだけ注意点があります。それは「過度に激しいトレーニングは老化を早める」ということです。

これは科学的に立証された事実です。
激しい運動により呼吸が増え酸素量が増えますが、それに伴い体内で多量の活性酸素が発生するのです。体の酸化とは老化に他なりません。
格闘家でタレント活動もしている方がボディビルダーに転身し、減量後の姿があまりに老け込んでいるとネット上で話題になりました。その方は昔から筋肉キャラで、かなり激しいトレーニングを長年続けており、平均的な人と比較して体の酸化スピードも早いことが推測できます、
筋力トレーニングは健康にプラスの効果がありますが、度が過ぎるとかえって美容によろしくないということは覚えておいたほうがいいでしょう。
筋トレと青汁は相性が良い!
筋肉は栄養を欲しています。はじめに挙げたように大きな筋肉とは排気量の巨大なエンジンのようなものなので、それだけ多くの燃料が必要なのです。
筋肉と言うとタンパク質が真っ先に思い浮かびますが、ビタミンやミネラルにも気を配る必要があります。
最近プロテインを飲む女性が少しずつ増えていますが、ここに青汁粉末も一緒に入れてみてはどうでしょうか。
筋肉にとって必要なのは決してタンパク質だけではありません。様々な栄養素がそろってこそ筋肉は付くのです。そのことはプロテインメーカーも理解しているので、実際に成分表を見ると様々なビタミンが配合されていたりします。
ただし、それらビタミンなどは青汁粉末に含まれている豊富な栄養素に比べれば微々たるものです。プロテインに青汁を加えるだけで、非常に栄養バランスの良い飲料ができあがるのです。

また両方ともに粉末状の製品なので相性が非常に良いという特徴があります。
しかも最近の青汁には筋肉の生成にとって重要なアミノ酸であるBCAAが含まれている製品も存在します。
これを機に青汁を利用した筋力トレーニングでダイエットを始めてみませんか?
- 青汁には筋肉生成で重要なビタミン・ミネラルが豊富に含まれている
